これは、「DJI FPV」という、3月に発売されたばかりの機体を試しに飛ばしている映像です。この日、初めて飛ばしました。ドローンにはいろいろな機体があります。機体によって癖があります。この「DJI FPV」がどんな機体か確認してみます。
「DJI FPV」は、かなり飛ばしやすいです。モードがいくつかあり、今は「スポーツモード(Sモード)」で飛ばしています。このモードは、そこそこスピードが出ます。非常に飛ばしやすいです。
「DJI FPV」を飛ばすのに、特別な無線の免許は必要ありません。 2.4GHzという、免許がいらない電波を使っています。アマチュア無線などの免許も必要ありません。
この機体は、安定して飛びます。ブレーキもよく効きます。GPSが入っているときは、なお安定して空中で停まります。この機体は、GPSだけじゃなく、前方と後方に2つ、ビジョンポジショニングもついています。そのため、周りの風景から、機体が自分の位置をきちんと把握しているようです。
「DJI FPV」は、クリアな映像をゴーグルで見ながら飛ばせます。電波の遅延がほとんどありません。そのため、私たちプロはこの機体を、ドローンレースに使おうとは考えていません。また、アクション系の動きの激しい動画を撮ることもそれほど考えていません。それよりも、点検や調査の仕事にどれだけ使えるかを考えています。点検や調査、災害時の捜索など、緊急性の高いものに重宝できそうです。すぐに現場へ飛んでいき、すぐに調査ができる。そんな可能性があります。
今、ゴーグル内の映像だけを見て着陸させます。ゴーグルの中に印がついています。その印の位置と下のヘリパッドの位置の関係を、上空でホバリングさせながら探っているところです。
これからも、仕事で使えるように、「DJI FPV」をどんどん飛ばしていきます。