ドローンの操縦練習は、間違ったやり方を続けていたら、間違った習慣が身につき、間違った結果しか得られません。人は習慣の生き物です。毎日、同じことを繰り返します。繰り返せば繰り返すほど、無意識にできるようになります。しかし、その繰り返す内容が正しいものでなかったら、「悪い癖」がつきます。「悪い癖」が上手になっていくだけです。
間違った操縦が身につくと、それは事故や墜落につながります。実際、「UAVステップアップ講習」から足が遠のき、4ヶ月後に来た生徒さんは、最後に見たときより、激しく操縦が下手になっていたことがあります。また、自宅などでの自主練をやり過ぎた生徒さんは、人にぶつけそうになるなど、危険な操縦が癖になっていました。「よく分かっている人からのフィードバック」を受けず、間違ったまま練習を続けてしまうと、人に危害を加える“加害者”になってしまうことさえあります。
そこで今回の「UAVオンラインセミナー」では、日々「UAVステップアップ講習」で生徒を見続けているインストラクターが「声を大にして注意したい」ことなどを取り上げてみます。この注意に素直に耳を傾けることで、「日々の自分の練習はおかしな方向に行っていないか」が確認できます。正しい方角に進み続ければ、誰でもいつかはプロに到着できます。しかし、多くの人は耳を傾けることなく、間違った方向に進み、間違った場所にたどり着き、「やっぱり向いてない」「プロなんてなれない」と嘆きます……。もしあなただけは「そうなりたくない!」と感じましたら、ぜひ今回の「UAVオンラインセミナー」に参加してみてください。
今回の「UAVオンラインセミナー」 内容の一部を取り上げると……
●これに当てはまると“絶対に”ドローンプロパイロットにはなれない
準備が不十分のまま講習に入る
「ローターガード」など必要な道具を忘れてくる
バッテリーの管理や置き方、充電などの方法を忘れる、やり方が不十分
暑い時期はバッテリーが冷めず充電できないことやモーターがオーバーヒートすることを知らない
「屋外では、飛行時にGNSSを確認してから離陸させる」と初級で学ぶが、覚えていない
「ホームポイント」や「飛行距離」の設定を覚えていない
●【間違いだらけの操縦練習】上達する人 VS 下手になる人
下手になる人は、「UAVステップアップ講習」に来る間隔が空く
上達する人は、自主練習の仕方や頻度が適切
下手になる人は、自主練習ばかりでインストラクターからのフィードバックをもらっていない
上達する人は、基本的な操縦練習をおろそかにしない
下手になる人は、インストラクターの注意に耳を傾けない
上達する人は、技術向上のためにチャレンジし、結果的に練習中の墜落もある
下手になる人は、自分の操縦を反省することがない(「ステップアップカルテ」を書かないなど)
●全国のライバルと圧倒的な差をつける7つの方法
①まずは自分の適正を知る(生徒ごとに「FPV飛行」と「目視飛行」で得意・不得意がある)
②常に新しい飛行にチャレンジしてみる(「飛ばし放題」の日に初めてFPVやってみたら、夕方にはきちんと飛ばせていた、など)
③違う講習を受けながら自分の飛行を比較してみる(「UAVキャッチャー」などのイベントに参加後、通常の「UAVステップアップ講習」を受けたら、明らかにうまくなっていた、など)
④積極的にイベントに参加して、自分の課題を見つける
⑤「ラジコン・マスタークラス」などの専門コースで専門知識をつける
⑥「マルチコプター」だけでなく、「ラジコンカー」など別次元の遠隔操作も練習に取り入れる
⑦機体や送信機の設定を自由に変えられるようになる(それぞれの設定の意味も理解する)
●誰もがつまずく「八の字旋回」をマスターするには?
「ラダー」を使い過ぎず「エルロン」の使い方を覚える
ゆっくりブレの少ないピルエット練習で飛行の乱れをなくす
「ミニヘリコプター」での練習を始める・続ける
低速・高速で八の字旋回を練習する
●「UAV技能検定」に落ちないために知っておくべきこと
ぶっつけ本番で合格できるほど甘くない
ビジョンセンサーをOFFにしても卒なく飛ばせないといけない
練習ではうまく飛行させられても、試験本番では緊張してできないことがある
毎月やっている「UAVオンラインセミナー」は、アーカイブ版がなく、後で見られない回もあります。ぜひ今回のセミナーも、毎日の練習をムダにしないために、当日ご参加ください。