2023年11月15日、静岡県賀茂郡南伊豆町にある「フリークスガレージ南伊豆校」に、静岡県知事の川勝平太氏が来場されました。以前より、川勝知事が当校の取り組み(ドローンパイロットの育成や災害現場・中小企業のドローン活用)に興味を持ってくださったことが、今回の訪問のきっかけです。
今回は、川勝知事にドローンの問題点を共有させていただきました。当日、まず川勝知事にドローン操縦体験をしていただきました。実際に操縦していただくことで「ドローンは技術と知識が必要だ」と感じてくださった様子でした。次に、これまでフリークスガレージが行ってきたドローン物資輸送や水難救助などについてお話しました。お話の中では、当校代表の中村が「ドローンの免許・資格」の問題点(取得しているパイロットが非GPS環境下や強風下などの現場で飛ばせない)や企業が仕事でまったくドローンを活用できていないことなど、現状をお伝えしました。最後は、今後どうすればもっと日本でドローンが活用できるか、といったテーマでお話し合いをさせていただきました。川勝知事からは、「災害時などで、よりドローンを有効に使っていけるよう『職員操縦士を養成すること』や、『レベルにあわせた等級分けなどの制度を設けること』などが必要」というお話をいただきました。
フリークスガレージ代表の中村は、まだ日本にドローンスクールがなかった15年以上前からプロパイロットを育成しており、長く「空の安全」を説いてきました。しかし、最近ではドローンの墜落事故が連日ニュースで報道されるなど、非常に現状を嘆いています。今回、川勝知事がおっしゃってくださった「『職員操縦士を養成すること』や、『レベルにあわせた等級分けなどの制度を設けること』」は、常々中村が考えていたことでした。これを励みに、今後もフリークスガレージでは、より「ドローンを安全・確実に運用できるプロの育成」に尽力していきます。