9月19日の昼過ぎ、お店の近くのフライトエリアにて、生徒さんを集めて、ドローンの飛行練習会をやりました。集まったのは、もともとの生徒さん2名と「MAVIC MINI」を買った人1名、写真はありませんが当ドローンスクールの初級の試験を受ける人2名です。うちのドローンの操縦練習がどんな雰囲気か、写真と共に当日の話をしていきますね。

DJIの「Spark」を飛ばす生徒。
この生徒は、当ドローンスクールの上級レベルのパイロットです。
「Spark」はらくらく飛ばします。
同じく、DJIの「Spark」を飛ばす生徒。
この生徒も、当ドローンスクールの上級レベルのパイロットです。
「Spark」はらくらく飛ばします。

この「Spark」という機体は、「MAVIC MINI」が出るまでの間、DJIで一番小さな機体でした。小さい割に重量があり、風に強いのが特長。そのため、発売時はセンセーショナルでしたね。ただ、折り畳めなかったのが玉にキズといったところです。また、横の動きに弱いところもあります。ジンバルが2軸で、横への動きに対応するジンバルがないためです。「Spark」でいい映像を撮るには、特にきれいにパンを決めるには、ゆっくりとラダーを動かさないといけません。しかし、スピードもよく出るし風の中でもよく飛ぶので、いい機体です。

当店には、DJI製品を買った人向けの操縦の講習があります。
この女性も「MAVIC MINI」を買って講習を受けました。
この日がドローン初飛行です。
今後は、サーフィンの動画を撮ると言っていました。
ヒロボー製の上級者向けラジコンヘリコプター『クォークSG』を飛ばす、講師の中村一徳。
発売は古いが、高性能で未だに現役のラジコンヘリ。
2枚ローター(羽)でアクロバティックな飛行ができる、楽しい機体です。

写真では「対面ホバリング」といって、非常に難しい操縦をしています。自分の方にヘッドを向けて空中で浮遊させる技です。『クォークSG』は、ローター(羽)が発泡でできていて、当たっても大きなケガになりにくいです。そのため、狭いところで飛ばしたり、写真のように人の近くで飛ばすことができます。もしローターがカーボンの機体だったら、人の近くで飛ばすのは危ないし怖いので、こういうことはしません。

『クォークSG』を自由に飛ばせると、マルチコプター(一般的にドローンと言われている機体)は目を閉じていても飛ばせるようになります。仕事のレベルで言うと、簡単な動画撮影ならそつなくできます。それほど、ラジコンのヘリコプターが飛ばせるとマルチコプターの操縦技術も上がります。ちなみに、こうしたヘリが操縦できないと、当ドローンスクールの上級コースは卒業できません。うちの学校は難しいんですよ(笑)。

この生徒さんは、上級レベルなので、もちろん『クォークSG』を飛ばせます。
ただ、彼はまだ「対面ホバリング」までは難しいかな。
こちらの生徒さんも、上級レベルなので、もちろん『クォークSG』を飛ばせます。
それも楽々と。

この『クォークSG』は、ローターが4枚です。2枚ローターと比べてより安定した飛行ができます。また、古い機体で昔の電波を使っています。そのため、送信機のアンテナが釣り竿のように伸びています。ラジコンの電波は、まだまだ昔のものも現役で使われています。2.4GHz帯だけじゃありません。

以前、私が東京や千葉でドローンスクールをやっていたころは、マルチコプターが日本にはありませんでした。そのため、当時の生徒さんは、ほぼ全員が『クォークSG』を買って持っていました。このヘリで操縦に慣れてから、より大きいヘリに移っていってましたね。

秩父地域のラジオ局『ちちぶエフエム』のレポーターにインタビューをされる講師の中村一徳。
インタビューとドローン練習会が重なった理由は……

この日は、もともと「ちちぶFM」さんのレポートが入る日だったんですよ。当初は、お店でレポートを受けようと思っていました。しかし、天気が変わりやすく雨が降りそうだったので、早めにフライトエリアに来ました。そのためレポーターさんにも、飛行練習場に来てもらい、インタビューを受けました。「フリークスガレージさんは、秩父でもドローンに関してさまざまな取り組みをしています。本日は、どういうことをやっているんですか?」と聞かれました。そこで、「今日は、長く学んでいる会員さんの練習会やうちのドローンスクールの初級の試験、機体を購入した人向けの操縦方法の講習会をいっぺんにやっています」、なんて話をしました。

大変な一日でしたが、楽しかったです(笑)